IPアドレスの変更・設定方法と再取得する方法【windows10･スマホ･iPhone】

ここでは、IPアドレスを変更・設定する方法、再取得する方法を紹介しています。

IPアドレスの変更方法の説明は、

Windows10のパソコン
Androidのスマホ
Androidのタブレット
iPhoneのiOS

といったＯＳ、端末について説明しています。

※IPアドレスを変更する必要があるケース

Windows10のパソコンの「IPアドレスの競合が検出されました」といったネットワークエラーのメッセージ画像

上記のような、”ネットワークエラー IPアドレスの競合が検出されました”といったエラーメッセージが表示された場合には、ここで紹介しているIPアドレスを変更する方法が参考になります。

1 IPアドレスを変更する方法の種類
- 1.1 IPアドレスを手動で変更する方法
- 1.2 IPアドレスを再取得する方法
2 IPアドレスを手動で変更する・固定のIPアドレスに設定する方法【Win10パソコンの場合】
- 2.1 Windows10のパソコンでIPアドレスを手動で変更・設定する方法
3 IPアドレスを再取得して変更する方法
4 IPアドレスを変更する時の注意点
5 手動でIPアドレス変更する時の注意点
6 まとめ

IPアドレスを変更する方法の種類

IPアドレスを変更する方法としては、

IPアドレスを手動で変更する方法
IPアドレスを再取得する方法

といった２種類の方法があります。

IPアドレスを手動で変更する方法

IPアドレスを手動で再取得する方法は、Windows10のパソコンのケースを紹介します。

IPアドレスを再取得する方法

IPアドレスを再取得する方法とは、自動的に割り振られているIPアドレスを、再度、取得しなおすことで、IPアドレスの変更をこころみる方法です。

再取得する方法は、

Windows10のパソコン
Androidのスマートフォン・タブレット
iPhone・iOS

といったＯＳ、端末について紹介しています。

具体的なIPアドレスの変更・設定方法、再取得方法については、下記で具体的に、図解つきで説明しています。

IPアドレスを手動で変更する・固定のIPアドレスに設定する方法【Win10パソコンの場合】

ここでは、Windows10のパソコンのIPアドレスを手動で変更、設定する方法を紹介します。

※IPアドレスを変更するケース

上記のような、”ネットワークエラー IPアドレスの競合が検出されました”といったエラーメッセージが表示された場合には、ここで紹介しているIPアドレスを手動で変更する方法を試すといいです。

Windows10のパソコンでIPアドレスを手動で変更・設定する方法

Windows10のパソコンのIPアドレスを手動で設定、変更する方法は、「コントロールパネル」から行うことができます。

１：「コントロールパネル」を開く

「スタートメニュー」から「Windowsシステムツール」を選択します。

「Windowsシステムツール」の中から「コントロールパネル」を選び、左クリックします。

２：「ネットワークとインターネット」を左クリック

「コントロールパネル」の画面で、「ネットワークとインターネット」を左クリックします。

３：「ネットワークと共有センター」を左クリック

「ネットワークとインターネット」の「ネットワークと共有センター」を左クリックします。

４：「ネットワークと共有センター」の画面の「アクティブなネットワーク」を左クリック

「ネットワークと共有センター」の画面の「アクティブなネットワーク表示」部分でアクティブになっているネットワークを左クリックします。

詳しく説明すると、「アクティブなネットワークの表示」の欄で表示されている、ここでは「イーサネット」と青い文字を左クリックします。

※注意点
上記の画像は、私のパソコンの場合です。ここの表示は、パソコンによって変わります。あなたのパソコンの場合、上記の画像の青い文字の「イーサネット」は、違った表示になっていると思います。

５：「プロパティ」を左クリック

「イーサネットの状態」画面の「プロパティ」を左クリックします。

６：「インターネットプロトコルバージョン４」を選択後、「プロパティ」を左クリック

「イーサネットのプロパティ」画面で、「インターネットプロトコルバージョン４」を左クリックして選択します。その後、「プロパティ」ボタンを左クリックします。

７：IPアドレスの変更・設定

「次のIPアドレスを使う」を選択し、IPアドレスを入力すると、IPアドレスの設定、変更が行えます。

※用語説明

IPアドレス

IPアドレスとは、ネットワーク上で、どのパソコンか判断する住所や電話番号のようなモノです。

サブネットマスク

サブネットマスクとは、ネットワークの有効範囲を指定します。（ここは通常変更しません。）

デフォルトゲートウェイ

デフォルトゲートウェイとは、一般的には、光回線などのインターネット回線の出入り口になるルーターのIPアドレスを設定します。大企業などでは、ゲートウェイサーバーのIPアドレスを指定することが多いです。

上記では、Windows10でのIPアドレスの設定、変更変更の方法を紹介しました。ここでは、Windows10の場合を紹介していますが、基本的にWindows7、Windows8などのOSでも基本的な考え方は同じです。

下記では、IPアドレスを再取得する方法を紹介します。自分で手動でIPアドレスを指定する方法と比べて簡単にIPアドレスを変更することができます。

IPアドレスを再取得して変更する方法

ここでは、IPアドレスを再取得することで、変更する方法を紹介します。

具体的に紹介しているのは、

Windows10パソコン
Androidのスマホ・タブレット
iPhone（iOS）の場合

といったOS、端末の種類です。

Windows10で、IPアドレスを再取得する方法

ここでは、Windows10のパソコンで、IPアドレスを再取得する方法を紹介します。

１：コマンドプロンプトの画面を起動する

コマンドプロンプトの画面を起動します。

２：コマンドプロンプトの画面でIPアドレスを再取得する

コマンドプロンプトの画面を表示させたら、「ipconfig /release」と「ipconfig /renew」のコマンドを入力します。

２－１：IPアドレスを開放する

「ipconfig /release」と入力し、「Enter」キーを押します。

これで、現在、取得しているIPアドレスが解放されます。つまり、パソコンがIPアドレスを持っていない状態になります。

２－２：IPアドレスを再取得する

「ipconfig /renew」と入力し、「Enter」キーを押します。

これで、IPアドレスを再度取得します。

上記の手順で作業を行うことで、IPアドレスを再取得することができます。

次は、Android（アンドロイド）のスマートフォン、タブレットでの、IPアドレスの再取得する方法を紹介します。

Android（アンドロイド）のスマホ・タブレットの場合

ここで紹介しているAndoroid端末は、Android 7.0 の場合の例です。

１：Androidの設定アイコンをタップ

Android（アンドロイド）のスマートフォン、タブレットの「設定」アイコンをタップします。

２：Wi-Fiをタップ

「設定画面」の「Wi-Fi」をタップします。

３：Wi-Fi接続を「OFF」にする

▼Wi-Fi接続がONの画面

▼Wi-Fi接続がOFFの画面

「Wi-Fi接続の設定画面」で、「Wi-Fi接続」を「OFF」にします。

４：再び、「Wi-Fi接続」を「ON」にする

IPアドレスを再取得するために、「Wi-Fi接続」を「ON」にします。

「IPアドレスを取得中…」と表示されるので、しばらく待ちます。

５：IPアドレスの再取得が完了

「接続済み」と表示されたら、IPアドレスの再取得の完了です。

次は、iPhone（iOS）で、IPアドレスを再取得する方法を紹介します。

iPhone（iOS）でIPアドレスを再取得する方法

ここで紹介しているiPhoneの「iOSのバージョン」は、iOS 12.1.4 の場合の例です。

１：iPhoneの設定アイコンをタップ

iPhoneの「設定アイコン」をタップします。

２：Wi-Fiをタップ

設定メニューの中のWi-Fiをタップします。

３：使用中のWi-Fiをタップ

使用中のWi-Fiは、チェックが入っています。チェックが付いているWi-Fi接続をタップします。

４：リースを更新をタップ

「リースを更新」をタップします。

５：再度、リースを更新をタップ

「リースを更新」の確認画面が表示されるので、「リースを更新」をタップします。

上記の操作で、IPアドレスを再取得することができます。

以上が、iPhoneのIPアドレスを再取得する操作方法です。

IPアドレスを変更する時の注意点

Pアドレスは、インターネットや社内LANなどのネットワーク上で、パソコンを特定するための住所、電話番号の様なものです。同じ電話番号、住所があると、郵便物や電話が混乱します。

この為、住所や電話番号が重複しないのと同じように、IPアドレスは重複してはいけません。

IPアドレスが重複すると、上記のようなエラーが表示されます。

この為、IPアドレスは、重複しないように変更、設定することが必須です。

なお、再取得の方法の場合は、自動的にIPアドレスが取得されるので、基本的にIPアドレスの重複はしません。もしも、IPアドレスが重複した場合は、手動で設定するとエラーを解決できます。

手動でIPアドレス変更する時の注意点

IPアドレスの設定を変更する場合、上記のような設定画面で変更します。

ここの設定は、適当に変更すると、インターネットや社内LANなどに接続できなくなる可能性があります。

その為、設定を変更する前に、元々の設定値をメモしておくようにしましょう。

メモしておくことで、何か問題が起こっても、最初の設定値に戻すことで、パソコンの状態を元に戻すことができます。

まとめ

今回は、IPアドレスの設定を変更する方法、再取得する方法を紹介しました。

もしも、インターネットにつながらないなど、IPアドレスに関するトラブルが起こった場合は、まずは、IPアドレスの再取得から試してもらえれば良いと思います。

また、IPアドレスの再取得は、パソコンやスマートフォン、タブレットを再起動することでも可能です。