キーボードが反応しない・入力できない原因と対処法【まとめ】全部or一部のキーが打てない改善方法
キーボードが反応しない場合、キーを押しても一部の文字が入力できない、全部のキーで文字が打てないといった場合、何が原因か?どのような対処方法があるのか?改善する方法を紹介します。
ここでは、Windows10、Windows8、Windows7で、キーボードが反応しないときの対処法を紹介します。AppleのMacは対象外です。
目次
- 1 キーボードの種類で対処方法が変わる!?
- 2 キーボードが反応しない時の2つの症状
- 3 キーボードが反応しない・入力できない時の原因と対処法
- 3.1 【原因①】キーボードのケーブルの接続不良
- 3.2 【原因②】汚れやゴミ、ホコリが原因
- 3.3 【原因③】ウイルスが原因
- 3.4 【原因④】電池不足(ワイヤレスの場合)
- 3.5 【原因⑤】ワイヤレス接続のキーボードの設定が原因
- 3.6 【原因⑥】日本語入力システムの不具合
- 3.7 【原因⑦】ドライバーの不具合が原因
- 3.8 【原因⑧】数字のテンキー部分だけが反応しない
- 3.9 【原因⑨】キーを押し続けないと入力できない
- 3.10 【原因⑩】アプリからの文字入力ができない
- 3.11 【原因⑪】BIOSの設定を変更してみる
- 3.12 【原因⑫】パソコン内部の帯電が原因
- 3.13 【原因⑬】キーボードの故障が原因
- 3.14 【原因⑭】システムが根本的にクラッシュしている場合
- 4 まとめ
キーボードの種類で対処方法が変わる!?
パソコンによってキーボードの種類が変わり、具体的には、
- USB・PS/2の有線キーボード
- 無線接続のワイヤレスのキーボード
- ノートパソコンのキーボード
といった種類のキーボードが存在します。
USB・PS/2の有線キーボード
「USB・PS/2の有線キーボード」の場合は、コードの接続が正しく行われているのか?をチェックする必要があります。USBやPS/2の接続の抜き差しは必須です。
無線接続のワイヤレスのキーボード
「無線接続のワイヤレスのキーボード」の場合は、パソコンが無線接続で認識しているのか?といった点をチェックする必要があります。
ノートパソコンのキーボード
ノートパソコンの場合は、キーボードが内蔵されているので、接続トラブルが原因で、キーボードが反応しないといったケースは少ないと思われます。
キーボードが反応しない時の2つの症状
キーボードのキーを打って反応しないケースには、「全部のキーが反応しない時」と「一部のキーが入力できない時」の2つの症状があります。
全部のキーが反応しないのは、有線や無線のキーボードで起こりやすい症状です。キーの一部が反応しないのは、有線や無線のキーボード、ノートパソコンのキーボードなど、全てのキーボードに共通しています。
キーボードが反応しない・入力できない時の原因と対処法
ここでは、下記の様なことが原因で、キーボードが反応しない時、文字が入力できない時
- 原因①:キーボードのケーブルの接続不良
- 原因②:汚れやゴミ、ホコリが原因
- 原因③:ウイルスが原因
- 原因④:電池不足(ワイヤレスの場合)
- 原因⑤:ワイヤレス接続のキーボードの設定が原因
- 原因⑥:日本語入力システムの不具合
- 原因⑦:ドライバーの不具合が原因
- 原因⑧:数字のテンキー部分だけが反応しない
- 原因⑨:キーを押し続けないと入力できない
- 原因⑩:アプリからの文字入力ができない
- 原因⑪:BIOSの設定を変更してみる
- 原因⑫:パソコン内部の帯電が原因
- 原因⑬:キーボードの故障が原因
- 原因⑭:システムが根本的にクラッシュしている場合
【原因①】キーボードのケーブルの接続不良
「USB接続のキーボード」や「PS/2の有線キーボード」を使っている場合は、ケーブルのコネクターがキチンとパソコンに接続されていないケースがあります。見た目は、キチンとケーブルがコネクタに接続されているように見えても、接続があまいとキーボードのキーが反応しないケースがあります。この為、一度、ケーブルを抜いて、再度、指し直してみましょう。
USB接続のキーボードの場合は、USBポートの故障、不具合が考えられるので、別のUSBポートに差し替えるとキーボードが認識されることがあります。
上記のようなケーブルの差し替えを行っても、キーボードが認識しない場合は、
- 一度、パソコンの電源を落とします
- キーボードやマウス、プリンターなど、全ての接続機器のケーブルを外す
- 再度、全ての接続機器を接続する
- パソコンを起動する
- キーボードが反応するか確認する
といったWindowsパソコンの再起動を行ってみましょう。
【原因②】汚れやゴミ、ホコリが原因
「長年使っていなかったキーボード」、「長年クリーニングしていなかったキーボード」というのは、ゴミやホコリがキーボードに詰まっていることによって、キーが反応しなくなるケースがあります。
このケースの場合は、キーボードのすべてのキーが使えなくなるケースは少なく、一部のキーのみが使えなくなっている場合に、ホコリやゴミなどの汚れを疑ってみましょう。
ここでの対処方法は、エアスプレーやハケなどを使ってキーボードの掃除をするとキーボードが復活する可能性があります。
【原因③】ウイルスが原因
キーボードで、文字が入力できない場合、コンピューターウィルスに感染している可能性があります。
ウイルスが原因かうたがわしい場合は、「ウイルス駆除ソフト」を起動し、ウィルスに感染していないかチェックし、ウイルス駆除を行う必要があります。
【原因④】電池不足(ワイヤレスの場合)
ワイヤレスのキーボードの場合は、電池不足が原因で、キーボードが反応しないことがあります。
電池の残量が少なくなってくると、ワイヤレス接続が「接続されたり」「切れたり」して、入力ができたり、できなかったりするケースがあります。
この為、ワイヤレスのキーボードの場合は、新しい電池に入れ替えることで問題が解決する可能性があります。
【原因⑤】ワイヤレス接続のキーボードの設定が原因
ワイヤレスキーボードの方は、Bluetoothが起動しているか確認しましょう。
【原因⑥】日本語入力システムの不具合
キーボードが反応しなくなる、一部のキー入力に問題が出る場合は、日本語入力システムの不具合が原因であるケースがあります。
Windowsのデフォルトは「Microsoft IME」の日本語入力システム
無料のGoogle日本語入力システム
「Microsoft IME」の不具合が改善されない場合は、フリーウェアであり、無料で使えるGoogle日本語入力システムをダウンロードし、パソコンにインストールするといいです。
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【原因⑦】ドライバーの不具合が原因
キーボードの「ドライバーのバージョンが古い」「ドライバーが破損した」場合には、キーボードが正しく入力できなくなる可能性があります。
ドライバーが問題である可能性がある時は、一度、ドライバーを削除し、再インストールすることで、改善する可能性があります。
【原因⑧】数字のテンキー部分だけが反応しない
数字を入力するための「テンキー」の部分だけが反応しない場合は、「NumLock」がオフになっている場合です。
「NumLock」のランプが点灯しているか確認します。もしも、「NumLock」のランプが消えている場合は、「NumLock」キーを押して、「NumLock」のランプを点灯させると、テンキーで数字の入力ができるようになります。
【原因⑨】キーを押し続けないと入力できない
Windowsのフィルターキー機能の設定が有効になっていると、
- キーを押し続けないと文字が入力できない
- 連続して同じ文字が入力できない
といった症状が起こるケースがあります。
対処方法
フィルターキー機能を無効にすることで、文字入力の不具合を改善することがえきます。
Windowsのフィルターキー機能の設定方法
- 「スタート」ボタンをクリック
- 「コントロールパネル」をクリック
- 「表示方法」を「カテゴリ」に設定する
- 「コンピュータの簡単操作」をクリックする
- 「コンピューターの簡単操作センター」の「キーボードの動作の変更」をクリック
- 「キーボードを使いやすくします」項目の「入力しやすくします」欄を探す
- 「入力しやすくします」欄の「フィルターキー機能を有効にします」のチェックを外す
- 「OK」をクリックし、設定を完了します
【原因⑩】アプリからの文字入力ができない
アプリで文字入力ができない場合は、下記の方法を試してください。
- アプリの画面がアクティブウィンドウになっているか確認する
- 特定のアプリのみで文字入力ができないか確認する
- 文字入力できないアプリを再起動する
- 再起動で改善しない場合は、アプリを再インストールする
【原因⑪】BIOSの設定を変更してみる
キーボードの不具合に限らず、パソコンのトラブルが改善しない場合は、BIOSの初期化を行うことで症状げ改善する可能性があります。
【原因⑫】パソコン内部の帯電が原因
パソコン内部の回路や部品に電気が帯電していると、キーボードなどの周辺機器が認識しなくなったり、パソコンが起動しなくなることがあるので放電する必要があります。
デスクトップパソコンで放電する方法
デスクトップパソコンのトラブルの原因が電気の帯電である可能性がある場合は、下記の手順で、放電することができます。
- パソコンの電源をきる
- 電源ケーブルをパソコンから外す
- キーボードなど周辺機器を全て外す
- パソコンのフタを開ける
- マザーボード上のボタン電池を外す
- 90秒以上、数分待って放電する
- ボタン電池を再度、取り付ける
- パソコンのフタを閉じる
- 周辺機器をパソコンに接続する
- 電源ケーブルを接続する
- パソコンを起動する
ノートパソコンで放電する方法
ノートパソコンの放電する方法は、下記の手順で行います。
- パソコンの電源をきる
- 電源ケーブル、ACアダプタをパソコンから外す
- ノートパソコンならバッテリーを本体から外す
- キーボードなど周辺機器を全て外す
- 90秒以上、数分待って放電する
- 周辺機器をパソコンに接続する
- 電源ケーブル、ACアダプタをパソコンにつなぐ
- パソコンを起動する
【原因⑬】キーボードの故障が原因
キーボードは、そうそう壊れるものではありませんが、数年使っていると故障するケースもあります。
もしも、ここまでの上記で紹介した方法で、キーボードが反応しない状況が改善されない場合は、キーボードの故障の可能性があります。
その為、キーボードを修理に出すか、買い替える必要があります。
【原因⑭】システムが根本的にクラッシュしている場合
キーボードの故障でもなく、ここまでで説明した方法を試しても改善しなかった場合は、「システムの復元」を行うことで、キーボードが正常に使えていた時の状態にパソコンを戻すことで、キーボードの問題を改善することができます。
ただし、システムの復元には、正常に動作していたときに、復元ポイントを作成しておく必要があります。
まとめ
ここでは、キーボードが反応しない、キーの入力ができない時の原因と対処方法を紹介しました。
キーボードのトラブルは、設定が問題の原因であるケースもありますが、それ以外にも、キーボードが故障しているケースもあります。故障しているのか、設定の問題か、切り分けるためには、予備のキーボードを持っておくと便利です。
最近では、1000円前後の安いキーボードも売られているので予備のキーボードを持っておくと、キーボードが反応しなくなるなど、問題があってもすぐに対処できるので安心です。